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歯科予防の新常識!予防大国スウェーデンに学ぶむし歯・歯周病予防
こんにちは。
和歌山市弘西の歯医者【なかにし歯科医院】です。
高齢化社会や先進国など、同じ背景をもつスウェーデンと日本ですが、歯の本数に圧倒的な差があります。
永久歯は全部で28本ですが、日本の80歳では平均わずか11本しか残っていないのに対し、スウェーデンは21本と大きな差があり、スウェーデンのシニア世代はご自分の歯でおいしく食事を楽しめているのです。
(出典:厚生労働省‐歯科疾患実態調査結果の概要‐1人平均現在歯数 2016 より)
歯科予防大国といわれるスウェーデンではどのような歯科予防を行なっているのでしょうか。
スウェーデンに学ぶ!むし歯や歯周病予防とは
【1】歯科定期検診を国民の義務化
スウェーデンは1970年代に国家プロジェクトの1つとして「予防歯科」を推進しました。
歯科の定期検診は国民の義務となり、今では国民のほとんどが歯科検診に通っているのです。
日本での過去1年で歯科検診を受診した人は52.9%で、年々増加していますが、歯科検診は任意なので、歯が痛くなってから歯科を受診する方もいらっしゃいます。
(出典:厚生労働省‐国民健康・栄養調査結果の概要‐歯科検診受診の状況‐2016)
お仕事や学校、子育てなどでお忙しい毎日を過ごしている方も、数ヶ月に1度は定期検診に通いましょう。
【2】0歳からの予防ケア
スウェーデンでは、0歳からの予防ケアが主流です。
0歳だと人見知りも少なく、予防ケアは治療と違って痛い思いをすることがないので、スムーズにお口のケアに進めます。
また、小さいうちから歯医者でお口をきれいにすることで、大きくなってからもお口の自己管理をする習慣がつくというメリットがあります。
【3】ケア用品を活用したセルフケア
むし歯や歯周病予防に力を入れているスウェーデンは、デンタルフロスや歯間ブラシなどのオーラルケア用品を併用しています。
歯ブラシだけでは、残念ながら歯と歯の隙間の汚れは落としきれません。
デンタルフロスや歯間ブラシでを活用することで、清掃性がアップします。
このような、日々の積み重ねが、歯を残すためには大切なのです。
カギはプラークコントロール!定期検診へ通いましょう
むし歯や歯周病は、細菌のかたまりである歯垢(プラーク)が原因です。
当院では、「つまようじ法」という歯周病予防のためのブラッシング法を取り入れ、歯ブラシの毛先が届かず、残ってしまった歯垢をプロのケアできれいにします。
また当院では、患者さまのお口の状態とライフスタイルを考慮したブラッシング指導や、ケア用品の効果的な使い方についてのアドバイスも行っております。
なんでもご遠慮なくご相談ください。
和歌山市の【なかにし歯科医院】では、患者さまのお口の健康と幸せを第一に考えております。
むし歯や歯周病になる前に、お気軽に定期検診へお越しください。